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2025年10月09日

気象病(天気痛)による不調について

昨日は台風の影響か、ここ横浜でも強風が吹き荒れていました。
既に伊豆諸島では被害が出ているようですが、週末にはまたもう一つの台風が接近する可能性が高く、今週末〜来週にかけて大気の不安定な状態が続きそうとのことです。

庭や玄関まわり、ベランダ等に不用品などを置きっぱなしにしている方は注意が必要です。
粗大ゴミに出そうと思いつつ、そのまま放置してしまっているものなどありませんか?
強風で飛んで行ってしまうだけでなく、人に当たったり近隣の建物や車等に当たって傷をつけてしまうと、損害賠償を請求されることにもなりかねません。飛びそうなものは処分する、家の中に入れるなど台風が来る前に適切な対処が必要です。

低気圧で頭痛が起こるのはなぜ?


そして、頭痛持ちの方が悩まされるのが、「気象病(天気痛)」ともいわれる低気圧に伴う不調です。
頭痛の症状が一般的ですが、それ以外にもめまい、倦怠感、肩こり、関節痛などの体調不良を総称して「気象病(天気痛)」と呼ぶそうです。
原因としては、気圧、温度、湿度などの変動によって脳の血管が拡張し、神経が圧迫されることや、内耳のセンサーが気圧変化に敏感に反応し自律神経のバランスが乱れることによって起こると考えられています。

気象病の症状は人によりさまざまで、吐き気や腹痛、気分の落ち込みを感じる方もいます。程度もさまざまで、ちょっと頭が痛いな、という程度から寝込んでしまう人までいるので、その症状が気象病なのか風邪やその他の疾患なのか、わかりにくいという特徴があります。市販の風邪薬等を飲んでも治らない、病院で処方してもらった薬を飲んでもいまいち症状が改善しないという場合で、低気圧や台風が近づいている時に症状が出ることが多いなら、それは気象病(天気痛)かもしれません。

「ウェザーニュース」では全国の天気痛予報を毎日発表しており、また「天気痛チェックシート」というものも提供していますので、気象病(天気痛)かな?と思ったらチェックしてみることをおすすめします。

気象病(天気痛)による不調への対処法は?

@耳をストレッチする

気圧を感じる内耳の血流を促すために、耳のマッサージをすると効果的と言われています。耳の周りを温めたり、耳を引っ張ったり回したりすることで、耳の周りの血流が促進され、症状緩和につながるそうです。また耳のマッサージは体調不良の時だけでなく、定期的に続けると予防につながるのでおすすめです。

A運動や入浴で体を温める

積極的に体を動かしたり、お風呂に浸かったりして血流を促し、体温を高めの状態で保つことは、自律神経の安定や痛みの軽減につながります。普段から運動不足を実感している方や、シャワーだけで済ませていた方は、ぜひ日常に取り入れると良いでしょう。

B漢方薬を取り入れる

低気圧による体調不良には、漢方薬の「五苓散(ごれいさん)」が、また自律神経の乱れによる頭痛やめまいには「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」が効果が期待できるといわれています。漢方薬は薬局でも市販されていますが、病院でも処方してくれるところがあるので、どの漢方が自分に合うか心配な方は病院で相談してみることをおすすめします。

気象病(天気痛)を予防する方法はある?

天気の影響で体調不良になるなら、自分ではどうしようもない…と思ってしまいがちですが、そんなことはありません!
気象病になりやすい人・なりにくい人がいるように、気象病になりにくい生活を心がけることで症状を軽減したり予防することができます。

例えば上でも述べたように、普段から軽い運動や入浴をすることで血流を良くすることを意識しましょう。また猫背やストレートネックで血流が滞っている場合も気象病になりやすいので、姿勢を正しく保つようにすることも大切です。そして自律神経を整えるためには規則正しい生活を送り、バランスの取れた食事、十分な睡眠をとることが重要です。どれも当たり前のことですが、できていない方は自身の生活を見直すことから始めましょう。

秋は気象病(天気痛)以外の不調にも注意!


急に朝晩が寒くなったりして、気温の変化が大きいこの季節は、気象病に限らず体調を崩す人が多くなります。風邪やウイルス性の疾患も流行しますので、職場や公共交通機関などでうつってしまうことも考えられます。また、ブタクサなどの秋の花粉に反応して花粉症や喘息を発症する人も少なくありません。

気象病かな?と思っても自己判断で済ませることはせず、病院を受診して専門家の判断を仰ぎましょう。

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